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　体の不調で暫くの間ブログを休ませていただいた。
　常日頃から「気」の効用を説き、実践してきただけに我ながら情けないなと思っている。
　不調の原因は「喫煙」だと思っている。生きていくうえで大事なものは「食べ物」と呼吸だ。
　食べ物は何日か食べなくても生命は保てるが呼吸はそうはいかない。近年「呼吸法は」行っていたものの喫煙のせいで知らず知らずのうちに浅くなっていたようだ。
　「気の奥義」のなかでこんな記述がある。西野氏は、通常考えられないほどの意志力を持った人である。五十歳を過ぎてから合気道を始め、異例のスピード昇進を遂げた。五十歳を過ぎた年齢から、新たな分野にゼロから挑戦を始めること自体が驚きだが、それを境にして彼のライフスタイルの中で一つだけ変わったことがある。
　西野氏は有名なヘビース・モーカーだった。一日１５０本。それも、徹底してラークだけを吸っていた。絶対に禁煙を義務づけられているテレビ局の調整室でも、彼だけは煙草をやめなかった。西野皓造といえば「トレードマークは煙草」といえるほどの愛煙家が、ある日突然ピタリと禁煙した。合気道を始め”呼吸”の中に何かの真髄があると感じ取った瞬間、ピタリと止めてしまったのだ。
　呼吸法をやり、煙草も吸う、そして健康を保ち続けることに無理があったのだ。幸いにも、私の体の中には今まで培ってきた膨大なエネルギーがまだ眠っている。精進し１年２年後に自分がどう変わっているのか楽しみでもある。