永平寺五世義雲は禅師、中国から来朝した寂円禅師に参じ、荒廃した永平寺を復興し、物心両面の一新を
図った人として知られている。
仏教では師資相承といい、先師から弟子へと修行・宗教体験を伝えいくことを重んじてきた。
これまでの仏法のいのちを現在の修行僧に伝えきることが大切だとされている。
当寺にも、ご開山の無学愚禅和尚の書き残された書が数編残されている。
ところが古文書を学んだたことのない拙僧には、読みきれるものではない。
そこで一念発起「古文書入門」なる本を求め、少しづつ勉強することとしたもののこれがなかなか手ごわい。
毎日古文書を見、学べば少しはご開山の心を学べるかもしれないと思っている。
「古仏の道をもって、今人の心となし、今人の心を持って古仏の道に通ず」(義雲)
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