今日はお彼岸の中日、猛暑から一変して雨続きの日の連続です。
お彼岸を迎えるに当たり、19日、霊園の草取りを行いました。雨があたらなかった日はこの一日だけでした。
「禁足」という言葉があります。辞書をひきますと「一定の場所にいさせて外出させないこと」とあります。
しかし、本来の禁足とはそれに「身をつつしみ、修行すること」が加わります。
お釈迦様は、雨季の時期、門外に出て誤まって虫類を殺さぬよう、また修行に励むようにと「雨安居(うあんご
)」の制度を設けられました。
「安」は身と心を静止の状態にすること、「居」は一定の期間一ヶ所に住むこととあります。
この期間は90日間続きますので九旬安居ともいわれ、禅宗では重んじられてきました。
せわしない世の中ではありますが、私どももたまには禁足して、安居の生活を過ごしてみては如何でしょうか。
雨が降るなか、大きなカタツムリが二匹仲良く寄り添っています。墓参の人影も絶え、静かに一日が過ぎようと
しています。
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