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 13日の日曜日に自治会で、五十嵐川堤防の草刈を行いました。

 参加者は19名 当初、回覧板で協力を呼びかけましたが、参加者は当初4名だけ。

 更にお願いをし、16名、当日の朝、新たに3名の方が自主的に参加され、何事もなく面積4,200㎡の草刈を終えること

ができました。しかしながら、参加していただいた方はほとんどが高齢の方、若い人が少なかったのが残念です。

 ところで禅の世界では「草」といいますと、世間のこと、社会のことを意味しています。

 「入草(にっそう)」とは、お坊さんが、どんどん社会に出て、布教や奉仕に力を入れること。「葬式坊主」の汚名

を返上したいものです。

 また、来年の草刈は、方策を練り、若い人が喜んで参加できる場としたいものです。

 今回参加していただいた方に、感謝、感謝です。

 
 
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 近年、ギリシャ、ハンガリーなどEU諸国の財政危機が、景気に影を落としているといわれています。

 お檀家さんを回っても、今ひとつみなさんの表情がさえません。

 「紀ノ国屋、みかんのように 金を撒き」という江戸川柳があります。

 紀ノ国屋文左衛門が20代のある年、江戸の「ふいご祭り」に合わせて、吹きすさぶ嵐の中、自分の命を賭して

大量の「みかん」を搬送し、巨額の利益を手にしたといわれています。

 その一方で、吉原の花街で豪遊、升に入れた大判、小判を撒き散らしたことから、この川柳が生れたといいます・

 文左衛門は、、寝ても醒めても、事にふれ折にふれて,財をなすため、常に時機をうかがい、心がけていたからこ、

そ成功を収めることが出来たのでしょう。

 さて、ある修行僧が道元禅師に「自分はこの年月、専心、道を学んできたのですが、まだ悟りを得たというところに

至りませぬ。古人も言っておりますように『悟りを得るのは、生れつきの頭のよさや、才能によるのではない。知恵や

才気もいらぬ』とあります。そうであれば、自分は素質も劣り頭も悪いからとて、卑下するものではないと思います。

ついては、知っておくべき、秘訣・心得がありましょうか、教えてください」と問うたそうです。

 道元禅師は「悟りのためには全く博識も学才も必要ではない。ゆえに素質生れつき最下等の者だから駄目だと言うこ

とはない。真実の学道はやさしいはずのものだ。しかしそうはいっても大宋国の禅道場でも、一人の師匠の門下に学ぶ

弟子数百数千人いる中で、悟りを得る者はわずか一人か二人である。したがって、秘訣・心得もあるのは当然のことで

ある。今これを考えてみるに、何よりもまず。悟りの道を求める心が切実でなくてはならぬのだ。

 ひたすらに座禅をしているとき、あるいは古人の公案に対しているとき、いずれも真実切実な心で向かうならば、

いかに高くとも射当てることができ、いかに深くても吊り上げることができよう。


もし、このような心がある人なら、知恵も劣り素質も劣っている人でも、必ずや仏道を悟ることができるのだ。  

と延べられています。

 道元禅師、文左衛門 仏道であれ、商の道であれ、相通ずるものがあるということでしょう。




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