昨日は大荒れ、今朝は大雪30cmほど積もりました。
早く春が来て欲しいですね。
昔の人の季節感は、その実生活から、春秋を喜び、夏冬を忌み嫌いました。
万葉集に一陽来復の春を待つこんな歌が載っています。
「石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも」
石の上を激して流れ落ちる滝の辺には、はや蕨が萌え出す、まことに明るき楽しい春になったなあ。
天智天皇の御子の志貴皇子(しきのみこ)のお歌です。
早春のころ攝津の垂水に赴かれ、その丘上において、目にされた、光景を歌われたもので、読む人の心にも限りない春の喜びを感じさせてくれます。
早く希望の春が来て欲しいものです。
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